入学式は、以外に早く終わった。

クラスが発表される頃、

『絶対、ファイブと同じが良いよね!!』

とか言ってる女子の声とか

『ファイブ居たら、俺たち目だたねえよな、』

なんて呟く男子の声。

クラス決めの時は、いつも俺ら以外の奴らが騒ぐ。

中学の時からそうだった。

俺たちは、いつも5人だからか、

知らない間にファイブと呼ばれるようになった。

生徒に人気の俺たちは、

超絶問題児と先生達に呼ばれる。

だからか、あえて、

いつもクラスは5人で同じだ。

「今年もお前らと一緒かよ」

なんて、ハモる理央と亜樹は、

何故か、嬉しそうだった。