「ごちそーさん」

と飯が終わり、片づけ始める俺たち。

仲間っていうより、家族だと思う。

10時頃まで、リビングでのんびりする。

ここまでは、普段通りだった。

「なぁ、バイトしねえ?」

亜樹の一言に、

他全員は、驚いた様子だったが、

亜樹の事情を分かっているせいか、

「「あ−、どこで?」」

と4人でハモった。

「近所の喫茶店、丁度5人雇ってた。」

「ん、いつから?」

冷静な李佳が聞く。

「一週間後だけど。」

つぶやく亜樹に対し、

「「俺やるーっ!!」」

理央と瀬衣はかなりハイテンションだ。