中学に入ってからバスケ部に入った。
バスケは初めてやる競技だったけれど、ものすごく楽しくて、嫌なことを忘れるぐらい夢中になれた。
シュートが入った瞬間、家のことを忘れることが出来た。
毎朝早く家を出て、学校の体育館でバスケをして、夜遅くまで練習して帰ってくる毎日だった。
家にいる時間は少なくなったけれど、どこかで自分も必要とされたいと思い、毎日笑顔でいるようにしていたから、昔と変わらず、何でも頑張った。
バスケはもちろん、マラソンや学校のテストでも、評価してもらえることはすべて頑張った。
でも、今の父親も、昔の父親と同じように褒めてくれることなんてなかった…。
母親は褒めてくれたけれど、喜ぶことなんて出来なかった。
弟の相手ばかりしていた母親が大嫌いになっていたから。
家から一歩出たら、一緒に歩きたくもないし、話もしたくなかった。
それは、たぶん、再婚したこともそうだし、自分を生んだことさえも、すべてを恨んでいたからかもしれない…。
中学3年になった時、地区大会優勝し、地区のMVPにも選ばれた。
その試合を母親は観戦しに来ていたが、本当に嫌で仕方がなかった。
ずっと誰かに褒めてもらいたいと思っていたはずが、もう誰にも認めてもらえなくても良いと思うようになってしまったから…。
バスケは初めてやる競技だったけれど、ものすごく楽しくて、嫌なことを忘れるぐらい夢中になれた。
シュートが入った瞬間、家のことを忘れることが出来た。
毎朝早く家を出て、学校の体育館でバスケをして、夜遅くまで練習して帰ってくる毎日だった。
家にいる時間は少なくなったけれど、どこかで自分も必要とされたいと思い、毎日笑顔でいるようにしていたから、昔と変わらず、何でも頑張った。
バスケはもちろん、マラソンや学校のテストでも、評価してもらえることはすべて頑張った。
でも、今の父親も、昔の父親と同じように褒めてくれることなんてなかった…。
母親は褒めてくれたけれど、喜ぶことなんて出来なかった。
弟の相手ばかりしていた母親が大嫌いになっていたから。
家から一歩出たら、一緒に歩きたくもないし、話もしたくなかった。
それは、たぶん、再婚したこともそうだし、自分を生んだことさえも、すべてを恨んでいたからかもしれない…。
中学3年になった時、地区大会優勝し、地区のMVPにも選ばれた。
その試合を母親は観戦しに来ていたが、本当に嫌で仕方がなかった。
ずっと誰かに褒めてもらいたいと思っていたはずが、もう誰にも認めてもらえなくても良いと思うようになってしまったから…。