『ねぇ愛美…なんで真田さんなの?』
『なんでって…』
私の質問に愛美は困ったような顔をしていた。
『なんで圭輔くんじゃなくて真田さんなの?』
もう一度聞いたけど、愛美は黙っていた。
『お金の為?それとも圭輔くんの事なんて最初から好きじゃなかったの?』
『それは違います…今も好きなのは圭輔だけです』
『だったら何で?』
『そんな風に責めないでください…ッ…ヒック…』
愛美は泣き出してしまった。
『…愛美…私、わかんないよ、愛美の気持ちが』
愛美はただすみませんって呟いてしばらく泣いていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…