『ただいまぁ〜久しぶり、この部屋!!』


久しぶりに来た部屋は綺麗に片付けられていた。


彼氏の部屋は1DKの小さなアパートだった。



『お布団出して!干すから!』


そう言って、普段やらない家事を始める。


男性の一人暮らしでは細かい所には手が回らない。


『アイロンかけるもの出して!!』


『はぁ〜い』


そう言いながらも、やっぱ彼氏は幸せそうに笑っていた。



『疲れてないの?平気?』

そう言いながらも、ずっと私の傍を離れない。


『もぉ〜!邪魔ぁ!アイロン危ないよ?』


そう言ってアイロンを当てる仕草をしてふざける。


『わぁ!ゴメン梨花ちゃん、もう邪魔しないから!』


そんな風にじゃれ合いながら、

アッと言う間に時間は過ぎていた。