やっとミスドについた!!

「お~~い!香織~」

陸が大声で私の名前を呼んだ。

「何何!!そんな大きな声、出さないでよ!!」

陸のところに駆け寄った。

「ゴメンゴメン」

「・・・しょうがないなぁ!。」

「ずいぶんな上から目線だな」

「フンだ」

「じゃぁ・・帰るか!]

「うん!!」

「香織さ、自分の家に帰んなくて大丈夫か?
家族、心配しないか?」

「大丈夫だよ!!1人暮らしだから♪」

「そっか」

「うん」

ううん。本当は私に家族なんていないの・・・。

強がったけど、

でも、本当は・・・

寂しいんだ・・・

だから、あの日

陸が私を心配してくれたとき

すごく嬉しかったんだよ。

何でだろう・・・。陸と一緒にいると、ドキドキする・・・

胸が張り裂けそうになる。

もしも、これが恋と呼べるのなら、

家族のことも陸に話そう。

だって・・・

私は、陸のことが好きだから。