白い髪の青年は、
あの狼です。
天女が帰った後狼はずっと天を見続けて
食事も水も取らずについに倒れ
天女も狼をずっと見ていたのですぐに助けに行きました
「__貴女が好きです」
狼は天女に思いを告げ息をしなくなりました
「私も__が好きです」
天女の涙が狼の身体に触れると狼の身体が淡く輝き出しました
淡い輝きが狼の身体を包むと
そこには狼の姿は無く
変わりに白い髪の青年がいました
それは天の神様が
思い合う二人が別れる事を思い狼を人間にしたのです
人間になった狼と天女は仲良く暮らし
息子と娘を天女は産みました
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