霞桜が
「ヤマトノオロチだ。」
下にいたたくさんの陰陽師が一声に攻撃にかかる。しかし、ヤマトノオロチの一尾から、
「冥風(メイフウ)」
と言うと、下にいたたくさんの陰陽師がどす黒い風により、体力が奪われて、吹き飛んでいく。なんとか耐えたのが先代だけであった。屋上にいた三人には風が回ってこなかったため、無事だった。
霞桜がそれを見て、
「やはり時代の流れには勝てないな。陰陽師がここまで弱くなっているとはな。」
霞が
「今の何??」

「冥界の風。白龍の技だ。あの風は相手の力を大気に分散させちゃうってわけ。」
真が
「まぁ~、風に当たる瞬間に力で結界作ればある程度大丈夫だけどね。」
霞が
「私創れないだけど。」
刀から
「元々持ってないだろう。それに結界ぐらい俺様でしてやる。」
霞が刀を構える。
彩乃が手を向けて
「雷波」
あの強力な電撃がヤマトノオロチに向けられる。
ヤマトノオロチの一尾が
「冥壁(メイヘキ)」
と言うと、黒い煙の壁に吸い込まれていった。
霞桜が
「畤龍の技。防御系だな。」
また一尾が
「夭魔転冥生」
と言い放つとたくさんの夭魔が学校に現れた。