ヤマトノオロチ復活の日
朝
安部家にはたくさんの陰陽師が集まって作戦会議を開く。
ヤマトノオロチはおそらく富士山から飛立ってここにきて、邪魔な安部家を倒しに来ると推測する。
よって、龍脈の土地に降り立って地の利を得ようとする所で、一声攻撃するみたいだ。しかし、私達はその攻撃には参加せずに保険という事で控える。
三人は学校の屋上で待機していた。霞桜が
「そういえば、一寸法師。テメ~、あれどうした??」
「まだ見つからない。」
彩乃が
「アレって??」
霞桜が
「一寸法師の話に出てくるだろう。打出の大槌!!」
霞が
「背が伸びるでしょう。」
霞桜が
「バカ。あれは話をおもしろくするためだ。アレは一寸法師の力を増大する代物だ。」
霞桜が
「アレがあると便利なんだがな。」
真が
「なんで私たちを一声攻撃に入れないかな??」
霞桜
「仕方ないだろう。何だかんだ言っても子供はかわいいもんだ。」
〈バキバキ〉
屋上にいた三人が音が鳴った空を見る。
結界を破って、降り立とうしているようだ。。
次の瞬間
八つの首を持った、黒い煙のような体で禍々しい気を放つ生き物が現れた。