「……将来な、俺と結婚してくれる?」
突然言われた言葉に息を呑んだ。
一瞬止まったあたしが、仁の方へ向くと。
そこには優しい優しい優しい笑顔を向けてる仁の笑顔があって。
「もっ、勿論だよ?」
まさか、こんな風に言ってもらえるなんて思ってなかったから、おもいっきり噛んだけどっ!
即答だよ?
うん、即答っ!
仁と結婚したい……は、あたしの夢だもん。
ずっと、仁と一緒に居たい。
「え? まじで?」
「うん、まじっ!」
自分で言ったくせに、
やたら驚き顔を一気に赤くさせる仁。
「本間に?」
半信半疑って感じで聞くから、
「うん! 本間に」
仁の大阪弁を少しマネして答えてみた。