もーう!
仁のバカッ!



恥ずかしいに決まってるじゃない!



でも仁……髪が濡れて色っぽかったな。


思い出しながら赤くなる顔。

首を左右に振りながら、頬に手をあて深呼吸。



何だか……恥ずかしくなってきちゃった。

さっき、Hしようとしてたし。



もう付き合って長いのに、未だこんなんじゃ駄目だよね。



でも、仁が悪いんだもん。

いつも、かっこいいからさ。



って、いつも最終これで終わっちゃうんだよねぇ。



「また、一人で笑ってる」

「えっ!?」



振り返ったら、バスタオルで髪を拭きながらあたしを見下ろしている仁が居た。



いつ、あがったの?

てか、また見られてた?