チュッと、デコッパチにキスしながら
「デコ全開♪」
と笑われ、手を額にあてようとしたのに仁がそれを阻止した。
「何で隠すん?」
って、そんなキョトンとした顔で言われても~~~!
だってノーメイクにデコッパチなんだよっ。
しかも部屋もオッサン化してるし。
有り得ないじゃん(泣)
「化粧せんと幼いよなぁ」
なんて、笑ってる仁。
なんて可愛い笑顔してるんだろう。
「で、でもっ! その……好き……な人の前でこれは、なくない?」
“好き”って部分が聞こえないくらいに小さくなった声で伝えたら
「んな可愛いことばっか言うから。抱きたなってんけど……いい?」
はぁ。と大きな溜息を吐いた後、
仁の顔が胸元に埋まる。
え?
わわわわわっ!
背中に回る、手がパチンとブラのホックを外した。
「それに、どんなことしても大丈夫やん?」
顔をあげ、あたしの髪を触り不敵な笑みを零す。
え。
どんなことしても?