―…数学準備室の前。
1週間前にもここに立ってたんだっけ。
『ふー…』
息をはいてから、ノックをしてから準備室に入った。

すると…―
「唯っ……?」
え…何で…。
『蓮…斗?』
何で蓮斗がいるの?
「享也…どーゆー事だよ?」
蓮斗が篠沢享也をにらみつけた。「まぁまぁ…」
篠沢享也は、フッと笑って、あたしを蓮斗の隣に座らせた。