悦子は現在、小学４年生になり、真面目に勉強もする、どちらかというと優等生のタイプだった。

そして悦子は高学年になり、新しいクラスの担当になった男性教師の立花先生が大好きだった。

勉強は解りやすいし、途中で挟む冗談もとても面白いし、…もっともその話しが盛り上がると授業が脱線してしまう事が玉に傷だが…しかし、そのくらい余裕があった方が、小学生にはちょうど良いように思えた。
何も授業で習う事が全てじゃないのだから、このクラスにはピッタリのペースだった…


コリンちゃんは小学生ならではの恋心を、立花先生に抱いていた…
しかしある事がきっかけで、その立花先生が大嫌いになった…

先生に対する思いが強かった分(とはいっても小学生分の好きではあるのだが…)、顔を見るのも嫌になる程だった。

もっとも将来的には、それがきっかけで教職免許をとろうと決意するのだが…





の行方と風の向き
コリンちゃんの場合