…小さい頃はコリンちゃんと呼ばれ、元気のある人気物だった小林悦子は…いつ頃からだろう…あまり目立たぬ存在になっていて、クラスでも小林(こばやし)さんと、そのままの名字で呼ばれるようになっていた。
そして物静かな子として、認識されるようになっていた…
小学生時代には、クラスメートの何人かは、何かをきっかけに突然ガラッと性格が変わる子がいなかっただろうか…
大人しい子供がある時を境に、急に弾けて明るい子供になる子も入れば、コリンちゃんのように自我に目覚める際に、いままでの臆面もなくはしゃいでいた自分に恥ずかしくなり、物静かになってしまう子供が数人いたように思えた…
コリンちゃんのような子供はおそらく感受性が高く、人の痛みや妬み、喜びや悲しみなどが解る子が多い!
よく赤面する子は、その感じたものが自分の範囲では処理できず、さらには心の中を覗いた後ろめたさも手伝って、その現象が起きるのではないかと思われる。
したがって赤面する人は、感受性が高いだけで、決して恥じる行為ではないのだ。
しかし、赤面症は中々直らない…赤面しているのが他の人に感ずかれると思うだけで、余計に赤面してしまうのだ!
実際の所、他の人はその赤面する人が思う程、感情を動かしていないのがほとんどだが…
少々厄介な代物ではあるが、これからは自信を持っていいですよ…あなたは普通の人より感受性が高くて、それが溢れ出ているだけなのですから…
これからは、堂々と赤面しましょう!
あれっ でもそんなイメージをしてしまったら、赤面症が直っちゃうかも…