先生は一瞬固まった
怒るかな


「罰だよ罰!ちょっと意地悪したくなったんだ!すまんすまん」
謝るならあ・た・し・でしょうが!
この腐れ親父め!


矢崎君はストンと静かに座った


休み時間
真っ先にきたのは矢崎君


「さっきヒドかったな」

「あ~まぁ慣れてるし。あの先生優秀な人しか優しくしないもん」
ハハっと
さわやかに笑った矢崎君


「そうだな、でも嫌だろ?」


「まぁ・・・ね」


「また教えて欲しかったらいつでも言ってくれたら教えるから」
にこっと笑って去ってしまった