頬をふくらまし
仕方なく

「分からないです」
そういって座った


「はぁ!西崎~お前しっかり授業聞いとけ!そんなんだからテストの点数も一向に下がるんだろうが!」
授業聞いてなくてもわかんないし


「矢崎!分かるか?この問題」
さっきとは打って変わって
優しい声で聞く


矢崎歩くん
たぶん学年一頭がよくて希望の星らしい・・・


「え~と・・・・」
スラスラと余裕の表情でとき始めた
先生の顔は満足そう


「ほ~さすがだなあ!ガッハッハッハ」


「・・・これ大学の問題ですよ?それを西崎にやらすのはどうかと思います」
キッパリと言い放った矢崎君