次の日――――。

頭の中は、奏馬のことでいっぱいだった。

何より、あの笑顔が。

恋をしちゃったのかな??

これが…恋っていうの??

嫌…違う。

これはただ、印象に残っただけ!!

ただの思い出みたいなものだよ。

空を見上げた。

空も…

恋………

するのかな…?

キレイな空だな…。

恋してるのかな…?


あ~あ…


もう!!!!!!

奏馬のせいで、頭が混乱しちゃったじゃん。

ばか…


ばかばかばかばか!!!!!!


もう、奏馬のことは思わない!

そう!!思わない!!

でも…






奏馬ってどんな性格なんだろ…



やっぱり、忘れられない。


そして、この瞬間が、

侑の恋の始まりだった。


でも、そんなことは、思わなかった。


思いたくなかったから…



そして、空を見上げた。