「ルイちゃん!!」

夏服姿の大生くんが立っていた。

「ほらっルイ、行ってきな!」

「うん。」


今の気分は…
小さい頃、初めて親にパシリにされた寂しさ
ってカンジしかしない。


「制服…似合うね!」

「あ、ありがとう…」

「これから試合なんだよね?」

「うん。」

「俺、見てみようって思ってんだよね。」

「えっ!?」