「ただいま〜」
「あっ、紗枝。ちょうどいいところに帰ってきたわ」
「何かあったの?」
「これ、絵里さんのところに届けてきてくれない?」
「えー、お母さんが行けばいいじゃん」
「夜ご飯の支度があるのよ」
「はぁ、しょうがないなぁ」
ピンポーン♪
「は〜い」
「あっ、おばさんこれ…。お母さんからです」
「千秋さんから?わざわざありがとうね」
「いえ。いつもお世話になってるからってお母さんが」
「紗枝ちゃんってホントいい子ねぇ。でも、おばさんじゃなくて絵里さんって呼んでね?」
笑顔で言うおば…絵里さん。
お母さんと同じ腹黒さだ…。
これからは絵里さんって呼びます!!