「姉サンが恨んでる奴だよ」



あははははと、甲高い声が廊下に響く。



どうやら5人ほどいるみたいだ。



でも、どうでもいい。


転校初日から悪グチをいわれるのはなれていたから。



そろそろ帰るか…



ガタッと席を立って教室をでる。



「まちなよ」



化粧が濃いギャルたちに囲まれて教室に出れなくなった。



何、コイツラ。