パカッ




《零汰
お前何勝手に帰ってんの?意味分かんねーよ。某してぇんだよ》




意味分かんねーのはどっちだよ…。





カチカチカチカチカチカチ





《はぁ…。もううるさいよ。放っといてくんないかな?あたし今一人がいいの。まぢ学校だりぃ。学校行ってなんの意味があんの。ただ教育されるだけぢゃね?教育される為に学校行かなきゃなんねーのかよ?まぢやだ》





ピッ



パチンッ





『はぁ~ぁ…。学校詰まんねーし…
少し公園で一服しよ』




あたしはタバコを取り出しベンチに座って火をつけた。





カチッ






『フー…。やッぱタバコゎいいなぁ…。ん…?ぁれ?あの女さっき見かけたやつぢゃん…
声掛けてみっかな…』




あたしは重い体を起こして、その女に近づいて声を掛けようとした時…。




「ぉぃ中沢お前何やってるんよ笑」





「椙林君…。どうしたの?」




「それゎこっちの台詞だっつの笑」




中沢って女のとこには、零汰がいた。
あたしは2人から目を離して場所を移った。





あの女の名前中沢っつうのか。
普通な名前だな。
覚えとこう。