河原に着いた。

ここ、来たことない。

でも・・・ものすごく川が光って見えた。

最近、暗くなる時間が早まってきたからな。



「ほんまにごめんな。」


「こちらこそ、ごめんさい。」


知らない人にこんなに優しくしてもらっていいの?



「俺、もう一個、謝らないけんことがあんねん。」


「なに?」


「・・・・一目ぼれして、ここに連れてきた。」


ひ、一目惚れ?

あたしに??

ありえない話だ。



「俺のせいじゃないことくらい、最初から分かっとった。けど、君の泣いてる姿がなんか恋しくなってなぁ。可愛い思った。」