「委員長…大丈夫か?」

「来ないで!!」

委員長が拒絶する。

「…悪い。」

「あ…、ご、ごめ…」

「あんた、委員長を頼むぞ。

また鬼が現れたら逃げるか戦うか、それは好きにしてくれ。」


「わかったわ。

圭、行きましょう?」

「あの…岡田…」


「じゃあ委員長、また明日な。」

幸大が走り去る。




「あ…」

「当たり前よね。

目を見て話さないし…目を合わせても、そんな怯えた目で見られたら…」


「取り合えず立てるかしら?

帰りましょう?

私は圭の家は知らないんだから、案内してくれる?」


「…うん。」