アレィス・・・恩恵をもたらす神というより荒ぶる神として畏怖された。「城壁の破壊者」の二つ名がある。オリンポス12の神々。

白*「あの人たちを驚かせてあげましょう。ねぇディア・マルス」

ディア・マルスと呼ばれた2匹の狼は、喉につるされた真珠を煌かせながら唸り声をあげた。

白*「いってらっしゃいディア・マルス。今あなたたちの名を解放するわ。」

""ディオメデス!!マウォルス!!今この場にのみ汝らの名を解放せん!!""

ディオメデスと呼ばれた狼は猛々しく獰猛な狼の姿に、マウォルスと呼ばれた狼は優しく人を惑わす美しい女性の姿に変化した。マウォルスはディオメデスを従え神露たちに一瞬にして詰め寄った。

神*「っ!!?」
茜*「何あの人!!」
昴*「これは換質系?!」

茜*「なんですそれはっ!!」
神*「なんだそれ!!」

昴*「10000人に1人しか現れないという神の名を操る石能者だ。」

茜*「神の名を操るってことは」

神*「あの狼たちは神の名前で換質させられたってことか!?」

昴*「あぁそうだ。あれは意識は狼のまま姿形だけを変えた換質された狼だろう」