待ち合わせ場所は家の近くのパーキング

やっぱり先に着いてしまった

もうそろそろ来るはず
そう思った瞬間


隣に車が止まった!

中に一度写メで見た男の子が乗っていた

恥ずかしそうにチラッとこちらを見た


「道分かった?」 何て、ちょっと動揺して変な事聞いてしまった。

「分かりにくかった~」
相手は答えながら車を降りてタバコに火をつけた。

……。


―……。


――……。


沈黙が続く。(何か話してよ…)


自販機すらない田舎のパーキング

段々寒くなってきた。

取りあえず顔見れたし、帰ろうと思った…

「帰るね…」そう告げると私は自分の車に乗った。