レンは団長としてみんなを仕切り、輝いていた。


地元を…伝統をこよなく愛する男…それがレンだった。


太鼓の音に合わせて獅子舞が始まる。

たくさんの人に囲まれて

華やかな花火やバクチクのなる煙の中で

幻想的な舞がみんなを魅了した。



そして―――
レン達は沢山の拍手につつまれた。


涼が隣にいるので気付かれないようにレンの姿を目で追った。


久しぶりに見たレン…



相変わらずカッコよく、

前にも増して、男らしく渋くなった印象を受けた。