それでも真奈美はオレの相手は一度も拒否らなかったし

家の事もちゃんとしてくれてる。

真奈美の性格はわかっていたから、もし本気の不倫をしていたら
オレとなんかさっさと離婚して出て行っただろうから

そう考えると
ただの浮気──性欲を満たすだけの浮気なのかなって思う。

とりあえず離婚する気はなさそうなトコだけはホッとしてる。

これで

「友華が居なきゃ………してたよなぁ……」

まず間違いなく。
とりあえずホテルに連れ込んでSexくらいはしてたな。

「友華がなに!?パパ」

呼ばれたと思った友華が聞き返してきた。
オレは慌てて返事した。

「友華もおっきくなったよねって言ったの」

最近はちょっとお姉さんぶってる友華。
どこで覚えてきたのか…こんな事を言ってきた。

「そうよ、友華お姉さんだもん。もっと大きくなったらパパのお嫁さんになるんだもん」

「?!」



か、可愛い!!
胸がキュンってしたぞ!

このままずっと、小さな友華がそばに居てくれたらなんにも要らないなぁ

「パパ嬉しいよ!今度何か買ってあげる!」

「やったーぁ!パパ大好きー」


そう言うと
小さな娘はオレのほっぺにチュウをした。