部長がフロアから出て行く時に、オレは思い出した。
そうだ、真奈美に帰るってメールしちゃってたんだ。
「小松さん、少し待ってて。嫁さんにメールするから」
「…はい」
ポケットから携帯を取り出し、急に残業になってしまった事を真奈美に連絡する。
部長にも30分で、と言ったから大体の帰る時間も付け加えた。
数分で真奈美から
『わかった。ご飯作っておくね』
と、返信があった。
オレはホッとして、また伝票に向かった。
小松さんは待っている間に伝票入力でのおかしな箇所がないかチェックしているところだった。
「牧野さんって、奥さんと仲いいんですか?」
急に彼女がそう聞いてきた。
「どうかな、普通じゃないの?なんで?」
「さっきメールしてたから…仲悪いとメールもしないよなぁって思って」
「普通はそうかもしれないけど、一応は夫婦だしね。ある程度は仲良くしてるよ」
メチャメチャ仲良し…とは言えず。
だからと言って仲が悪いわけじゃないから、オレは素直にそう答えた。
「…そうですよね…あ、ここおかしくないですか!?」
小松さんが間違っていた場所を見つけて慌てて聞いてきた。
「変な所あった?」
そうだ、真奈美に帰るってメールしちゃってたんだ。
「小松さん、少し待ってて。嫁さんにメールするから」
「…はい」
ポケットから携帯を取り出し、急に残業になってしまった事を真奈美に連絡する。
部長にも30分で、と言ったから大体の帰る時間も付け加えた。
数分で真奈美から
『わかった。ご飯作っておくね』
と、返信があった。
オレはホッとして、また伝票に向かった。
小松さんは待っている間に伝票入力でのおかしな箇所がないかチェックしているところだった。
「牧野さんって、奥さんと仲いいんですか?」
急に彼女がそう聞いてきた。
「どうかな、普通じゃないの?なんで?」
「さっきメールしてたから…仲悪いとメールもしないよなぁって思って」
「普通はそうかもしれないけど、一応は夫婦だしね。ある程度は仲良くしてるよ」
メチャメチャ仲良し…とは言えず。
だからと言って仲が悪いわけじゃないから、オレは素直にそう答えた。
「…そうですよね…あ、ここおかしくないですか!?」
小松さんが間違っていた場所を見つけて慌てて聞いてきた。
「変な所あった?」