どんな薬よりも、佑樹の体温を感じるだけで癒される。

変な頭痛もなくなる。

「もう一週間経ったの?」

記憶が曖昧で、あたしは佑樹に聞いた。

「一日早く帰ってこれたんだ。千波の為に仕事頑張ったんだぞ?」

「嬉しい!佑樹ありがとう!会いたかった…!」

「俺も会いたかったよ」

ああ…
やっぱりあたし、佑樹が居なきゃ生きていけない

佑樹はあたしをベッドに運ぶと、服を脱がし上から順に身体中にキスしてくれた。

唇が肌に触れるたびに声が出て…感じちゃう

佑樹はあたしを抱いた。何回もあたしを愛してくれた。


こんな日がずっと続けばいい。

朝目覚めたら、隣に佑樹がいて
一日中一緒に過ごすの。

目が合ったらキスして

Sexして愛を確かめあうの…

愛してる佑樹。

ずっとそばにいて──






「ピンポンピンポン」

翌日、まだ日が昇らないくらいの早朝
玄関のチャイムがけたたましく鳴った。

「…こんな時間に誰?」

「なんだよ?!うっせーな!!」

佑樹が不機嫌そうに布団から起きて、玄関のドアを開けると
数人の男の人が外に立っていた。

「黒部佑樹さん?警察です。貴方に逮捕状が出ています」