ミナも嬉しそうにクローゼットを開けて服を選んでいた。

「どれがいいっかなぁ~♪ただ二人で着るんじゃなくて何かコンセプトとか考えよーかな?」

ミナのクローゼットは可愛い服でいっぱい。きちんと色分けしてあるあたりが几帳面な性格を表している。

勢いで言ったものの…こういう服って着たことないんだよね。

だから似合うかどうかもわかんないし、ミナがどういう服を選ぶのかも分かんなくて

ミナの後ろ姿を見ながらドキドキしていた。

「メイド系にしよッ!真希、これ着て!」

渡された服は…もちろん淡いピンク色のヒラヒラでロリロリしてて確かにメイドっぽい服。

スカートも短いし…

恥ずかしくなってきたけど、もっとミナに近づきたくて、あたしは服を受け取った。

「ありがと」

「アタシはこれにするね♪」

そう言ってミナがもう一着取り出すのを見てあたしは聞いた。

「ミナも着替えるの?じゃ、あたし向こう行ってようか?」

「なんで?」

「着替えるの見られたらイヤかなぁ?って思って」

「全然イヤじゃないよ。だって真希はアタシの'彼女'でしょ?」



…う、うわ────!




なんか嬉しい!

あたし彼女だって!