私がまだ若かった頃、付き合っていた人。
彼は二つ下の独身。
私は既婚者。
私達の関係は身体だけなどの淡白な仲ではなく…本当に愛し合っていたの。
子供がいて夫が隣にいても
四六時中、彼の事で頭はいっぱいだった。
恋する気持ちに酔って、本当に幸せだった。
私を大切に想ってくれる人が欲しかったわ。
私が一途に愛せる人に出逢いたかった。
彼に出会った時…彼と結ばれた時────
'この人だ'
そう思ったのに私はすでに他の人と結婚していた。
どうしてこの男と結婚なんかしたんだろう?
夫を見て後悔しない日はなかった。
それでも結局は…子供の為に離婚も出来ず、何もかも捨てる勇気もなく世間体も気にしたりして
私を待てなくなった彼とは終わることになった。
私の'婚姻'という社会的な立場が最大の障害。
だから…諦めたのよ。
あれほど燃え上がった恋は、あっけなく燃え尽きた。
半分以上は夫のせい。
今でも思うわ。
彼と結婚していたら、私はどんな人生だったのだろうって。
もう70歳よ。
そうたいして寿命があるとは思えない。
私だって近い将来、人生が終わるわ。
あの彼は
まだ生きてるのかしらね?
彼は二つ下の独身。
私は既婚者。
私達の関係は身体だけなどの淡白な仲ではなく…本当に愛し合っていたの。
子供がいて夫が隣にいても
四六時中、彼の事で頭はいっぱいだった。
恋する気持ちに酔って、本当に幸せだった。
私を大切に想ってくれる人が欲しかったわ。
私が一途に愛せる人に出逢いたかった。
彼に出会った時…彼と結ばれた時────
'この人だ'
そう思ったのに私はすでに他の人と結婚していた。
どうしてこの男と結婚なんかしたんだろう?
夫を見て後悔しない日はなかった。
それでも結局は…子供の為に離婚も出来ず、何もかも捨てる勇気もなく世間体も気にしたりして
私を待てなくなった彼とは終わることになった。
私の'婚姻'という社会的な立場が最大の障害。
だから…諦めたのよ。
あれほど燃え上がった恋は、あっけなく燃え尽きた。
半分以上は夫のせい。
今でも思うわ。
彼と結婚していたら、私はどんな人生だったのだろうって。
もう70歳よ。
そうたいして寿命があるとは思えない。
私だって近い将来、人生が終わるわ。
あの彼は
まだ生きてるのかしらね?