教室に入ると空気が一変した。



綾 「えっと…何!?」




咲 「綾乃!!櫻井くんに近ずいちゃだめ!!」




あたしの袖を強引に引っ張った。



綾 「え!?なんで!?」



咲は黒板を見た。



綾 「何…これ…」



黒板には
“ターゲットは櫻井尚哉”



ただその一言が書かれていた。



綾 「ターゲットって何!?」



咲 「生徒会長の山寺くんが気に入らなかった生徒をターゲットに学園内で鬼ごっこをするの…」


綾 「え…」



咲 「やりたくなくても記憶が朦朧としてるからやらなきゃいけないの…」



尚 「俺…」



尚哉が震えていた…



綾 「大丈夫…大丈夫だから!」



咲 「櫻井くんを一番分かってる人がただ1人見方になるんだって…あたしたちももう少しで適。制限時間は40分。逃げれたら皆の記憶が消されて元に戻るから…」



尚 「ヤだよ…」



綾 「大丈夫だから…あたしがいるよ…」




無意識に尚哉を抱き締めていた。


尚 「…ありがと。」



綾 「うん…」



これから悪夢が始まる…