「遑、見ろよ。空に何か浮かんでる」 笑顔で振り向いたと思ったら背後に般若の顔らしきものが一瞬見えた。 「何だよ?」 気にせずひょいと窓を覗きこむが何もない。 「?飛行機の事か?」 「え?ああ、ごめん。気のせいだった」 さらりと般若を出しつつ肘を遑の後頭部にあてた、 ガンッ! 「でぇ?!!!」 そのまま殴った。