まぁ、始めから期待なんかして無いけど。


お祝いの5文字位言っても・・・・・


別にそんな事で凹む事も無く


もう1度1階へ行き、シェフが用意した朝食を


長ーいテーブルに一人寂しく静かに座り食べていた。


『ちょっと・・・そんなに見られてると食べにくいんだけど?』


さっきからずっと私の方を見ているシェフを


キッっと睨む。シェフは男のくせにオロオロしている。


すると、私の御付きの榎木(エノキ)がフォローするかの様に


{里愛様。味が美味しいかどうか気にしてらっしゃるんですよ}


『そぅ・・・それならそうとハッキリ言いなさいよ』


朝からイライラしてたのもあって半分キレ気味に言うと


そいつは頭を下げた。


{里愛様。お味はいかがですか?}