「優星、大切なことは何も言わないから」

「え?」

「てっきり、優星が拾ってきた子かと思ったよ」

拾ってきた子!?
私、拾われてんですか⁉︎

それは、さておき

「このドラマはね…」

「はい」

しっかりと内容を聞いて、曲の参考にしないと。

「わからん」

は?

開いた口が、ふさがらなかった。

「わからんから、優星に聞いて」

社長は笑顔で答える。

まぁ、社長は社長で忙しいのであろう。

社長はどこかに電話し始めた。

「だからさぁ、早く来て!!至急!急用だから」

どうしたのだろうか?

「じゃあ」

電話を切った。

「今、優星を呼んだから」

だって至急!急用だって…



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