――――……

朝10時…

目覚めると、朝だった。

昨日、夜遅くまで説教されたせいで寝不足。

もう、最悪…
目の下くまだらけ…

携帯には、優星からの着信履歴が5件。

優星も久しぶりのオフだから、ゆっくりしてるのかな?

「花恋〜。花恋の友達が来てるわよ」

リビングから、お母さんの声が聞こえる。

瑠花かな?

「は〜い」

私は一言だけ返した。

玄関に向かうと…

「誰…?」

そこには、可愛い制服を着ている女子高生。

私より高い身長。

サラサラの髪。
キレイな肌。
力強い目に、整った顔。

私が男だったら、確実に惚れてるであろう。

見たことの無い制服。
どこの高校だろう?

「分からないの?」

その声は、すこし低め。

誰?

「え?」

誰かに似ている。



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