一緒!?
驚いて風間を振り返り大きく首を振って拒否をする。
「い、いいえっ!ここで結構です!」
さすがにそれはちょっと!
そう、顔をひきつらせると風間さんは小さく笑いながらハイと返事をした。
きっと事情を知ってて言ってるんだな。
ため息をつきそうになったとき、風間が口調を硬くして言った。
「それと。学校のことですが……」
「え?」
「転校の手続きを行いました。来週より、伊織様と同じ学校に通っていただきます」
「なっ、はぁぁ!?」
思わず大きな声が出る。
転校!?
転校するって言った!?このお世話係は!?
突然の話に動揺する。
まさか転校するなんてこれっぽっちも考えていなかったからだ。
「ちょっ、ちょっと待って下さい!転校なんて突然言われても困ります!
」