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「瞳、元気ねーな」



「えっ・・・」





その日の晩。


また省吾に捕まって、部屋で飲んでいた。






「そ、そんなことないよ!」



「嘘つけ。全然、飲んでねーじゃん」





あっ・・・




省吾の言うとおり、いつもなら余裕で2・3本は開けてるのにまだ1本目。



いつもの私と比べたら、だいぶおかしな状態。






「どうした?なにかあった?」




心配そうな表情で見つめてくる省吾。


真黒で澄んでいる目が私だけを写す。