今は幼なじみだから一緒にいれるけど、私が想いを告げたら・・・・





「確かに省吾くんは人気者だし、モテるよ。今は2人とも実家にいるからいいけど…

でも、このままじゃ確実に省吾くんは瞳の傍からいなくなっちゃうんだよ」



さっきとはうってかわって、弥子の優しい声が違った意味で痛い。






わかってる…


そんなのわかってるけど・・・・





「まだ、そんなこと言えないよ」


「瞳・・・」



「ごめんね。いつも、うじうじして。

・・・私、もうそろそろ結果発表の時間だから」


無理やり笑って、私は席を立った。