「省吾くんとの関係。
昔からずっと好きで一緒にいれて、けど気持ちは隠したままの幼なじみを演じる。
いつまで続けるつもりなの?」
弥子の言葉が胸を深くえぐる。
そんなの--
「そんなの・・・わかんないよ」
ポツっと呟いてフォークを置いた。
本当はこんな関係は嫌。
恋人同士になりたい。
でも・・・
「私には省吾が遠すぎる」
省吾は運動が出来て、勉強も結構できるし明るくて人気者で…
きっと幼なじみじゃなかったら話でさえできないような雲の上の人。
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