えっ?



ドアを開けた瞬間、目の前にスーパーの袋が差し出されていた。




えっ?なにこれ??



思わず、ポカーンとしてしまう私。


すると上からクスリと笑う声が聞こえた。








「ほんと、変わってねぇな。…瞳」







・・・・っ!この声・・・




スーパーの袋は引かれて視界が広がった。



そのとき、私は一気に嬉しいのか嬉しくないのか複雑な思いがわき起こった。







「今日、隣に引っ越してきました。これ、おっそわけです」


目の前の男はニッと笑って、スーパーの袋を顔の横にやる。




あの冬の夜と同じ・・・