でも、この家から出たくなくて…省吾と離れたくなくて
なんとかして他のところを受けたけど見事に不採用。



そして、今日最後の通知が届いた。


悲しくも、これも不採用。



弥子が泣いたのは、これが理由。




ほんと神様はいじわるだよね・・・







苦笑する私に省吾は何も言わない。



・・・2人の間に沈黙が流れる。







--どうして私がこんな夜まで外で待ってたのか。





それは、この長年の片思いにけじめをつけるため。





もう省吾の傍にいられないなら・・・


いっそのこと本当の気持ちを伝えたほうがいいと思ったから。