*** 「瞳!」 「あ、弥子」 教務員室を出ると、弥子が走って来た。 「今日・・・最後の発表だったよね…?」 「・・・・うん」 「どう・・・だった?」 弥子はじっと見つめてくる。 「---ダメだった」 「っ!!」 私が言った瞬間、弥子の目から涙が流れた。 「そ、そんな~・・・」 弥子はそのまま座り込んでしまった。