薫は前の学校に入学してすぐ彼女ができた

薫たちとツルんでいた仲間の一人で

彼女もまた寂しい家庭環境で育った

薫より2歳年上の3年生だった


彼女の奔放さに魅かれた 

危なっかしい彼女を守ってやりたかった


でも・・・彼女は薫の手に負うような子ではなかった

寂しくなるとすぐに浮気した

元彼とも何度も遊んだ


「俺だけの女になってよ!!!」

懇願する薫に彼女は言った


「ごめん・・・私 薫一人ではあかんねん・・・」


薫は言葉をなくした

そして一番言いたくない事を聞いた


「ほんなら何であの時・・・俺に抱かれたん?」


「・・・それは傷ついてる薫を見てて 

慰めてあげたかったから・・・」


それ以上ここに居ると彼女にもっと酷い事を

言ってしまいそうで薫はその場から立ち去った・・・