2001年 春 


満開の桜の中 一人の少女が門をくぐった

『真琴』 13歳



くりっとした瞳が印象的な整った顔立ち

いかにも優等生タイプのしっかりした女の子




校舎の横の掲示板に張り出されている

クラス発表を見た後 体育館に入った



変わらない顔ぶれ・・・



この中学校は隣の同じ地区の

小学校だけが校区になるため

そのまま小学校の延長のようだ



いつものメンバーに挨拶して

ホッとした反面

何の興奮もトキメキもない・・・




真琴は特別な感情もなく

中学校生活の第一歩を踏み出した