快晴の空の下三人は舞洲球場にいた

決勝戦らしくピリピリとした雰囲気


キャプテンの健太郎の気合の声で 

いよいよ試合開始


手の汗握る試合展開


お互い良く守り立ち上がりから

0対0のまま中盤へ


しかし相手ピッチャーのカーブを

中々攻略する事はできない


監督は器用な康平に掛けた

「代打、康平!」


「キャーーーー」


客席から黄色い声が飛ぶ



康平がバッターボックスに立つ


気合の入った康平は初球を

思い切りたたいた


白球はきれいな放物線を描いて

そのまま客席に飛び込んだ!!!!!



ベンチは大喜び! 康平が照れた様子で

ホームに帰ってきた


メンバーから手荒い祝福を受けている


だがあとが続かずチェンジ




7回裏そのまま康平はキャッチャーに

連投で疲れの見えてきたピッチャーに代わり

2番手の拓がマウンドに向かった



1年生バッテリーの登場で客席は沸いた



息の合った二人は簡単にアウトを取り

8回もお互い無失点


1対0にのまま最終回の裏 

相手の攻撃

このまま逃げきれば優勝 


・・・甲子園出場だ



簡単に2アウトを取った



誰もが勝ちを疑わなかった…