「起きたらおれへんからビックリしたし…」


拓は背中から抱きしめたまま呟いた



「もう~…どっこも行けへんよぉ!

どっか行けって言われても行けへんし!」



「おぅ!覚悟しとけよ」


「望むところですぅ~!」



二人はテーブルに付き二人きりで

朝食をとった


片付けも二人でした



「今日1日ずっと居れるんやろ?」


「うん、そのまま理香と遊ぶって言うて

あるから大丈夫やで!」



「真琴悪い子やなぁ~」


「はぁ~い!誰のせいですかぁ~?」



拓が真琴の顔を覗き込む


「やった~もう一回デキる?」



「もう~拓のアホ!

今日は先に行かんなあかん所があるねん…」



真琴は決めていた


拓と二人でしなければいけない

大切な事…



そう薫への報告だった…