買うものを買って真琴は落ち着いたのか

拓の家という事も忘れリラックスしていた


「何か飲む~?」

真琴が冷蔵庫を覗きに行く



拓は酔って眠たくなってしまわないよう

もう飲むのは止めようと思った



しかし真琴が手に持ってきたのは

自分の為の酎ハイだった



(まだ飲む気なんかよ~?

へんなもん教えてしもたんちゃうん…?)



後悔しても後の祭りだった


真琴は超ご機嫌で拓の横に座った



(そんなひっつくなって~!

これ以上距離近いともう俺知らんぞ!)



真琴の決心を知らない拓は

まるで人事のような真琴をよそに

一人葛藤していた



今日一日の出来事を二人で思い返す


まさかこんな急展開になろうとは

思ってもいなかった…




すると真琴が突然立ち上がり


「シャワー借りま~す!」



そう宣言して勝手に

洗面室の方へ消えていった