賑やかな雰囲気のまま

二次会もお開きとなった


みんなはまだ名残惜しそうだ


拓と真琴はなおさらだった



ついさっき気持ちを確かめあった

ばかりである


もう少し一緒に居たいと思うのは当然だろう




理香が真琴を呼んだ


「私今日は壮ちゃんと一緒におるつもり!


真琴お願い~!今日は真琴と

一緒におった事にしといて!」



「わかった!理香のお母さんに私の家に

泊まるって言うたらいいんやな」



「助かる~真琴も私使ってくれたらいいから」



「私らまだそんなん…」


後ろから拓が顔をだした


「理香サンキュー!それ使わしてもらうわ」


「え~そんな急にいわれても…」

戸惑う真琴


「真琴は俺ともっと一緒におりたないの?」

拓が少し拗ねたように甘える


「もうちょっと居りたいけど…」


「決まり!理香電話したって~!」

急に元気になる拓


「了解!」

理香はさっさと真琴の家に電話して

真琴の母を説得してしまった




理香は壮太の家へ


真琴、康平と咲季、恭二は拓の家に向かった


拓の母は父の赴任先のバンコクへ

3日間の予定で行っているため家は留守だった


塔子と黎子はもう少し店に残る事にした



黎子には塔子に言わなければ

ならない事があった…